一票の格差判決

2007年6月13日
最高裁判所大法廷判決。
泉徳治裁判官の反対意見

過疎対策などは議員が国会で審議すべき政策の一部であって,政策に一定の方向性を与えるために選挙の段階で投票価値に差別を設ける一人別枠方式を採用した区割り規定は憲法に違反する。
居住する都道府県によって国民の投票の価値に殊更に差別を設けることが許されないのは明らかだ。
既成政党のみを優遇し,政党の候補者を過度に有利に扱う公職選挙法は,憲法に違反する。

泉裁判官は裁判官出身の判事であるにもかかわらずシャープである。
樋口陽一さんとも意見が一致している。