2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中世のことばと絵

五味文彦『中世のことばと絵』(中公新書、1990年) 最初、本を手に取ったときは付録の『絵師草紙』がチンプンカンプンだったのに、わずか、179Pの本書を読んだ後は、言葉や意味が理解できるだけではなく、絵と言葉で表現された作者の切実な思いを体感するこ…

中公新書

中公新書ばかり読んでいると思っていたら、 30年以上前から読んでいた。 『いま政治になにが可能か』(1987年) 『複合不況』(1992年) 『社会科学入門』(1985年) 本を通して社会を認識し、自己と社会を考える礎になった。 もう還暦に近いが、よりよい生…

台湾のデモクラシー

渡辺将人 『台湾のデモクラシー メディア、選挙、アメリカ』(中公新書、2024年) サントリー学芸賞 受賞おめでとうございます。 さまざまな立場の個人を通じて台湾のデモクラシーの発展を考察するとともに、台湾におけるアメリカのあまりにも大きな存在感を…