施設2級本講習

  • 1日目

前回の雑踏の時はロッカーがなかったけれど,今回は,狭いがロッカーがある。ここで制服に着替える。
学科と実技。
学科の講義で重要だといわれたポイントはほぼ出題される。
でも,予備講習と本講習ではやや力点の置き方が違っていた。
予備講習では警備員教育の表は必ず覚えてきなさいと言っていたけれど,本講習では,8月以降は出題傾向が変わって試験には出題されなくなりましたと言う。
必死に表を暗記しようとしていた人たちは笑うしかない。
本講習の学科の講義はやや余裕があるので,余計なことまで力点を置こうとする。翌日には試験なのに,いまさら覚えようがない。

  • 2日目

※警察機関等への通報要領
練習用の想定文通り不審な人物が登場してくると予想していたのに,突如として試験では犯人が登場と講師が言う。ややあせる。でも,犯人が登場したほうがメモする項目が減る。
予定表とはちがって,昼食前に2科目の実技試験。雑踏の時と同じである。必ず午前中から本番の試験をするようなので,心構えが必要である。休憩なしで試験があると思っていないと集中力を維持できない。
※自動火災報知設備
一番簡単な試験が最初でよかった。暗記する文言も少ないし,動作も単純。
何度か放送を行うが,かなり早口でも良いとのこと。制限時間が4分なので,実際の放送のようにゆっくりやると時間がなくなるかも。
指差呼称のときの手のひらの向きと,どこを指差すのかを意識すればよいと思う。
※警察機関等への通報要領
受験生が使う電話が並んでいて,ついたての向こうに試験官がいる。
さすがに15回は練習したので。メモも50秒くらいで終了する。
いかに自分にわかりやすい略称を作るかだと思う。漢字は使わない。ひらがなか,カタカナあるいはアルファベット。
完璧な実技ができる。他の受験生の半分くらいの時間で終了する。試験官も満足そうだった。
※出入管理
最後のところで,訪問者役に合図を送るのを忘れていた。でも,試験官も次の準備に大変そうで最後まではちゃんとは観察していない感じだった。
受験生なのに,試験の手伝いをさせられるのは気を使う。試験よりこちらのほうが緊張する。うまくできないと受験生の実技にマイナスとなってしまうので。
本講習の練習の時は時間オーバーだったので,かなり時間を意識してすばやく行うようにしていた。
制限時間があるので,実務での対応のようにゆったりと行わなくてもマイナスの評価は受けない。
※巡回
予備講習の時に暗記してきなさいといわれたことは完璧に暗記していたので,気楽に受験する。
試験が始まると,皆がいっせいにメモを取り出したので,全く必要なかったのに,自分も何かしなければと思い,メモ用紙に記入していたら最初の間違いの動作を見逃してしまう。試験だと冷静な判断力を失っていることの好例だと思う。
配点が25点なので,1問間違えるとマイナス5点となりかなり厳しい。
やはり得意の時に失敗するのが人間の本性なのかもしれない。
ただ,その場面で出てくる間違いは2つに1つなので,勘で,長いほうの文章を回答する。
他の4場面は問題なく終了。結果として間違っていなかったけれど,冷や汗ものである。
※負傷者,警戒杖
私は下手である。警戒杖はそれなりに練習したと思っていたのに,時間切れ。逆手打ちを最後までできなかった。
でも,ひかれても1点くらいだと思う。
※学科試験
5分で終わり,7分で退室する。正解を迷う問題がなかった。
問題集は2回は行い。他の本を読むのを禁欲して,通勤時には問題集をめくっていた。
それなりに問題集を勉強していくと,予備講習の学科の講義の時に理解が深まる。
必ずしも,問題集と同じ問題が出題されるわけではないので,予備講習の時に講師が言及した事柄や,予備講習の模擬試験などの問題についての理解を深めることが重要だと思う。
※雑感
今回の試験は,家ではほとんど勉強をせず,会社や通勤時に勉強する。
仕事は暇で,試験勉強には最適の環境だった。
マインドコントロールをして,こんな試験で緊張するのはこっけいだと思いこませていたので,普段よりは緊張せずにすむ。
雑踏の失敗の経験から,それなりに,準備をしていたことが自信となったのかもしれない。
↑まるで合格したような文章ですが,ご容赦ください。