施設2級予備講習

簡単な印象を記述する。受験する方の参考になれば幸いである。来月が試験なので,まだ合格していませんが。
御徒町にて受講する。上野駅から徒歩。

  • 1日目

座学のみ。
ここは必ず出題されます方式の講義ではなかった。
それなりに勉強して来た人は,学科で必ず9割以上得点できるようなサービス精神のある講義を期待していた。
でも,最後に実施した模擬試験の平均得点は84点台だったそうで,私もこの日の講義を聞いていなかったらできない問題がいくつかあった。

  • 2日目

※警察機関への連絡要領
10/100 1分でメモし,2分で試験官の質問に答える。
状況想定文を1分でメモする。文章をそのまま写していては時間がない。いかに,自分が理解できる略称を使用するかだと思う。基本的に漢字は使わない。カタカナ。アルファベット。画数が少ない字を使用して,自分が判読できる字でメモする。あせって書くと,自分の字なのに何を書いたかがわからない。

※巡回実施方法
25/100 ビデオ4分,回答10分
ビデオを見ながら,巡回者の誤った巡回方法を5箇所回答する試験。
まだ実際の試験の実施方法を体験していないので,詳細は不明である。
講師から,21箇所の着眼点を箇条書きで筆記させられ,そのすべてを暗記してくるように指示される。
21箇所のうち,5箇所は出題されたことがないので,暗記するべきは16個となる。
例えば,「警備室 キーストラップ又は鍵ひもに結着する。」このままの文章を暗記し,誤字脱字,漢字の間違いは許されないとのこと。日常の施設警備業務の巡回で体験していることばかりであり,文章のパターンを見つけると暗記しやすいのかなと思う。警備室の助詞は,「に」である。とか「確認する」と「点検する」のちがいとか。

※負傷者の搬送要領
5/100 制限時間あり
2回搬送する。実際に搬送するとき相手が重い人だったらたいへん。身長はあわせてくれるが,体重は考慮されないので。
私は相方が80キロ以上ありそうな人だったので翌日以降かなりの筋肉痛であった。
でも,段取りも,暗記するべきセリフも単純なので,それほど試験としては負担にはならないと思う。
いっせいに試験をするので,周りの人に声に惑わされず,自分が正しいと思ったことをするのが大切である。

※警戒杖
10/100
私は実技ができない。
雑踏は実技で不合格となる。したがって,何もコメントできません。
ほとんどはじめて警戒杖にさわり,30分くらい訓練しただけでちゃんと理解できる人は素晴らしい。
講習が終わった後に警戒杖を使って自分で復習する時間があるので,そこで理解を深め,自宅でそれらしい練習をするしかないが,自分が行っていることが正しいのかどうか判断できないので非常に困る。昨日も会社でダンボールの筒を使って練習をしてみるが,本手打ち,逆手打ちを正しく行っているかは不明である。
ただし,手の使い方は教本を見れば理解できると思う。
雑踏のときは本講習の後で自主訓練の時間があり,教官が指導してくれた。


※自動火災報知設備操作要領
25/100 制限時間4分
シナリオ通りに演技する。指差呼称確認を確実に実施することがポイントである。何回か放送例文を読み上げるが,あまりゆっくりだと制限時間をオーバーしそうになる。

※出入管理訓練
25/100 制限時間3分
ちゃんとセリフと段取りを覚える。本当に演技に徹し,芝居と思って決められた通りに行わなければいけない。実務からは遊離しているが何も考えない。
事前の資料で理解していたものと,講師の模範とはかなり違いがあった。手の向きとか。
でも,まずはセリフを覚え,それから動作を覚える。
軽く会釈,基本の姿勢の法則性を理解できれば頭の中が整理されるのではないか。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の前には会釈し,ほとんどが現在形の言葉を使う。