棄民

NHKの教育テレビで放送された「ネットワークでつくる放射能汚染地図」は衝撃的な内容である。
自宅から避難していたのに,自宅よりも汚染の数値が高い人々。80ミリシーベルト
その事実を文部科学省は把握し,官邸も知っていた。「健康に影響を与えない」と発言する枝野幸男内閣官房長官文科省の判断を鵜呑みにしたのか,自ら判断する能力を持たないのか。
棄てられている人々がたくさんいることを物語っている。
中学校の正門前の放射性物質の数値が,現在のチェルノブイリの3キロ圏と同じとか。
アスファルトよりも土のほうが数値が高いとか。
汚染を省みず調査をする人々。自ら開発した機器で調査をする人。
真摯な姿勢が,原発事故の破局的事態を冷静に伝える。