小沢一郎

小沢の議院内閣制論は正しいと思う。
山口二郎さんの『一党支配体制の崩壊』(1989年,岩波書店)で述べられている,ウォルター・バジョットの考えを基にした議院内閣制論を正確に踏襲したものだある。ただ,山口さん自身が批判的なコメントをしていたのは意外だった。
議院内閣制下の議会における与党の議員の役割は内閣総理大臣を選出することにより終了している。
現在の課題は法律を改正し政務三役の人数を飛躍的に拡大することである。このままでは,政務三役は過労死する。
行政刷新会議に議員の身分で加わることには疑問である。