台湾立法院選挙

台湾の立法院選挙(投票率59.2%)で与党の民進党が敗北した。
陳水扁(チェンショイピエン)総統の急進的な政策が有権者の離反を招いたのだと思う。
私は「台湾共和国」の理念には共鳴するし,民主主義を求める彼女ら/彼らの活動には連帯していくべきだと思う*1。しかし,胡錦濤(フーチンタオ)総書記の登場により変化はしているが,中国共産党の一党支配という強権政治の現実に対応した政策が講じられるべきだ。
急進的な政策が有権者の離反を招いているのは韓国の「開かれたウリ党」のも共通している。
一度は旧体制のアンチテーゼとしての政治姿勢が受け入れられると思うが,それに対する支持は永続しない。
これは私の政治活動にもいえると思う。

*1:『世界』によく掲載されていた若林正丈さんの論文を読んで,李登輝(リートンホイ)総統の民主化路線に共鳴し,彼女ら/彼らの民主主義を求める行動に心を踊らされていた