近代日本政治と近代日本政治史学が彼の知性と良識により形作られていることを知る。
木戸幸一日記を手がかりとして,政治史が形成されていると感じる。
宮中政治勢力の知性と良心そして行動を支えていた木戸。
短期的な状況に左右されずに,物事を根源的な考えようとする姿勢。
- 昭和5年7月26日
9番のグリーンの端に寝転んで,満天に降るが如き星を仰ぎながら語り合った気持ちは忘れられない。
まさに青春であるが,なんとこれは,商工省部長のときの記述。
- 昭和5年10月23日
靖国神社の例祭で,午後から休暇となったので・・・・
ゴルフ。ゴルフ大好き木戸幸一。
戦前の政治史に登場する人々の横のつながりが強い。勉強会やゴルフ。近衛文麿とは週に何度もあっている。