公職選挙法の要件

東京新聞』2009年5月26日
共産党都委員会は、都議選の中央区選挙区で予定していた党地区役員桑名文彦氏(38)の立候補を、公選法が定める被選挙権の要件を満たしていないとして取りやめた。同党は葛飾区選挙区でも同様の理由で候補者を差し替えたばかり。
 中央地区委員会によると、桑名氏は千葉県在住だったが、立候補のため3月に区内に住民票を移した。家族は千葉県にいて、地区委員会の事務所で寝泊まりしていた。桑名氏は2005年の前回も立候補している。
 地区委員会は「3ヶ月前に住民票を移せば問題ないと判断していたが、生活の本拠としては厳格に要件を満たしたことにならない。理解が不十分だった。支持者に迷惑をかけた。新しい候補者をたてる」としている。