御厨貴「将来像なき刹那的政治の行方」『朝日新聞』2005年7月13日

政治とは相矛盾するものを採り入れながら,どうやって少しでもいい方向に持っていくか,そういう努力である
政治そのものが壊れている
その先の将来像を描くことができず,手詰まりとなっている。だから,小泉首相には「いま」しかない
中身は別として象徴的な言葉として生きている
政治の「劇場化」=やせ細った哀れな政治の姿