オスカー・ラフォンテーヌ

ドイツ社会民主党のオスカー・ラフォンテーヌ元党首が社会民主党を離党した。社会的公正さに欠けるシュレーダー政権の政策を批判したものだ。失業や経済的格差をきっかけにした新自由主義市場原理主義への批判が,新しい社会民主主義的な価値観を求めていると思う。社会の価値観のゆり戻しである。振り子のように価値観は左右にゆれるのだ。イギリスの総選挙の結果でも与野党議席差が小さくなり労働党左派の発言力が増すことが予想されている。