『朝日新聞』2010年5月22日
「第三者の関わる生殖技術について考える会」
女性（30歳）
親でさえ，私の出自を認めていないのか。親が肯定できないことは私もできない。私にはAIDは不妊を隠すための技術にみえる。親子は関係性でできるものなのに，見せかけ上の血族関係であることを重視するあまり，一番大切な親子の信頼関係が損なわれてしまう。
男性（46歳）
家族ごとに価値観が違います。告知を強制すべきではないと思います。ただ，子どもがある年齢になったら，出自を知る権利は保障してあげるべきではないでしょうか。
