松原隆一郎

朝日新聞の書評委員としてのさまざまな書評が興味深かったので関心を持っていたが,朝日新聞の夕刊で時宜にかなった評論を行っている。
資本主義の本質と規制について。あるいは倫理のあり方。
事前にはわからない,事後的に明らかになる。マルクスについての言及で柄谷行人もいっていたと思う。
落語でも「後悔を前に立たせて後ろから見れば,肘をついたり,転んだり」という表現があると荻野アンナが書いていた。
このことを知って,同じように考える人はいるものだと思った。私の座右の銘は「後悔先に立たず返し」である。事後的にしかわからないことを,事前に洞察する事