2003年4月のさいたま市議会議員選挙のために、初めて作ったビラです。

埼大生」・市政に挑戦
吉本てつやレポート「 創刊号
無所属 新人 吉本てつやと未来を創る会 発行
決意
さいたま市でも、国と同じように、公共事業にかたよった税金の使われ方が行われています。
私たちが、まじめに税金を払っていても、ムダな税金の使われ方によって、
赤字のツケだけが私たちにおしつけられようとしているのです。
このような税金の使われ方を変えていくためには、
しがらみのない新しい力が必要です。私は、二世議員でもなく、
知名度があるわけでも、お金があるわけでもありませんが
(いわゆる、地盤、看板、カバンなし)しかし、
納得できない税金の使われ方を変えていかなければならないとの、志と情熱があります。
「私たちが納めた税金が生きている。」
「私たちの生活に、安心を保障するために税金が使われている。」
そう実感できるような、税金の使われ方をさいたま市で実現するために行動します。
「政治なんて誰がやっても同じだ。」とよく言われますが、私は、「政治は、誰がやるかによってしか変えられない。」と思います。
私といっしょにさいたま市の政治を、納得いかない税金の使われ方を変えていきませんか。

政策

1.税金
私たちはなぜ税金を納めているのでしょうか?
私は、それは私たちの生活に安心を保障するためだと思います。すなわち、私たちの生活に安心を保障しているという、公共性があるからこそ、私たちは税金を納める義務があると思うのです。
しかし、さいたま市では、公共事業にかたよった税金の使われ方が行われています。
たとえば、1000億円もの税金が、公共用地先行取得との名目で、単に土地を買うことに使われています。そのうえ、<行政の不良資産>といわれているように、有効に活用されておらず、塩漬け状態になっています。
このような税金の使い方には、私たちの生活に安心を保障するという意味での公共性がないばかりでなく、むしろ私たちに、借金のツケだけをおしつけるものです。
私は、このようなゆがんだ税金の使われ方を、変えていかなければならないと思います。

2.社会保障
自己責任の時代といわれています。
しかし、私は、いきすぎた自己責任原則が、将来に対する不安をもたらし、人々の経済活動を消費から貯蓄へと向かわせ、それが個人消費を二極化させ、全体として冷え込ませているのだと思います。政府が生活に安心を保障し、将来に対する不安を低下させることによって、人々のこのような経済マインドを転換していかなければならないと思います。自己責任が原則の<市場>では、解決できない問題が存在するからこそ<政府>が存在し、そのために私たちは税金を納めているのです。
私たちの生活に安心を保障するのは、さいたま市の義務です。だからこそ、私たちは税金を納めているのです。
シビル・ミニマムは税金で保障し、それ以上は個人の選択の自由にゆだねるという原則を確立するべきだと思います。地域で安心して生活することを保障することがさいたま市の役割です。
そのためには、高齢者の介護のための、さまざまな在宅福祉サービス、完全個室のユニット化された特別養護老人ホームや痴呆性の高齢者のためのグループホームが必要です。
高齢になって一人暮らしでも、安心して暮らせる介護システムを構築していかなければなりません。
また、安心して子どもを産み育てられる環境を保障するのもさいたま市の義務です。
子育てに対する不安をできるだけ少なくするために、さまざまな保育サービスのメニューを整える必要があります。
それから、障害者の自立生活を支援することもさいたま市の役割です。地域で共に生き生活することを保障しなければなりません。
私は、税金の使われ方を公共事業から社会保障へと転換するべきだと思います。単に公共事業をなくすのではなくて、特別養護老人ホームグループホーム、保育園、作業所を作るためにこそ税金を使っていくべきなのです。

3.人権
ノーベル経済学賞を受けたアマーティア・センは《ウェル・ビーイング》という言葉を使っています。
「よりよく生き、よりよく存在する」という意味です。
私は、私たちが「よりよく生き、よりよく存在する」ことを保障するのがさいたま市の役割だと思います。
とくに、高齢者、子ども、女性、障害者、外国人の方々など社会的に少数派といわれている人々が、個人としての尊厳を保障され、安心して自己実現できるようなさいたま市をつくっていきたいです。
本当に困っている人、権利を侵害されている人の声を代弁するような「痛みのわかる」政治を行っていきたいです。


吉本てつやプロフィール

1967年 兵庫県尼崎市生まれ
父の転勤で幼稚園は2つ、小学校は3つ、中学校も3つ通う
1988年 大学入学資格検定合格
東京海上火災保険株式会社メールセンター勤務をへて
1997年 大宮市議会議員選挙に無所属で立候補するが落選
2001年 埼玉大学経済学部社会環境設計学科入学(専攻 法政策学ジェンダー論)
現在、政治活動・学生・深夜勤務のアルバイトと三足のわらじを履いています


趣味 マラソン
   大宮市マラソン大会 10キロ 43分13秒で完走


ボランティア募集
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