本山美彦「戦争の民営化」『朝日新聞』2005年5月14日

戦闘に参加し,時には殺戮にも手を染める「民間軍事会社」(PMC)
国家に統制され,犯罪行為が軍法で裁かれる正規兵に比べると,PMC社員は野放しに近い
文民統制として正規軍の暴走を抑えている政治家が,PMCでは企業顧問として,治安の悪化を自らの金もうけにつなげている。彼らにとっては紛争の継続が個人の利益につながる側面がある
紛争状態から利益を得ている政財界の権力者