樋口陽一

朝日新聞』2005年5月4日

憲法とは国民が権力をしばるもの
一人ひとりが自由に自分の生き方を選べるし,選ぶべきなのだという考え方
国民が権力をしばるという普遍的原理
もともと『憲法改正に賛成ですか反対ですか』という問いに無理がある,ひとくくりに聞いても意味がない
憲法9条は現実に対する規範力を持っている,現実にあうように9条を変えるのが規範力の回復になるというと,論理の矛盾
一人ひとりの良心の自由を強制によって制約する方向を清算すべきだ