無罪 立川市防衛庁官舎ビラ投入事件

東京地判2004年12月16日

無罪
ビラ入れが憲法で保障された政治的表現活動の一つとして民主主義社会の根幹をなすことを考えれば,刑事罰に値するほどの違法性はない。

朝日新聞12月17日
刑事罰と過剰な強制捜査で対応したこと自体,批判の対象とされるべきだ。


愛敬浩二名古屋大学助教授(憲法学)
本件ビラの投函を政治的表現活動の一態様と認定し,商業的宣伝ビラと比較し,その優越的地位を論じている。

意見を異にする人の声に耳を傾けることは,民主主義社会に生きる市民の徳の一つだ。

イラク派兵がこのような言論弾圧を必要とした事実は,記憶にとどめておいてよい。

朝日新聞12月14日
住居侵入罪で特定の表現内容を規制しようとした
公安警察主導で選択的に捜査している
2004年3月,社会保険庁の職員が共産党の機関紙を配って国家公務員法違反容疑で逮捕された事件

公判での証言
6月3日
警察から頼まれて既に準備されていた被害届けを出したことを認めた。
6月17日
届けは警察が持ってきた。それに印鑑を押した。