皇后節子

原武史『皇后考』(講談社,2015年)

あら玉の年のはじめにちかふかな かむながらなる道をふまむと
我日本人を通して此現世に輝けるところの光明の道は神随(かんながら)の道なり,即神の存在をみとめ信仰を主旨として自己を大生命に帰一せしめ,世のあらゆる事実普き道理を包摂し,真善美愛をして全からしめ,如何なる場合如何なる事にも有難く懐かしみ思ふ心即清明心(あかきこころ)晴々したる心の意気込みを以て世に処する所の道なり