2010-07-24 曽我豪記者 『朝日新聞』2010年7月14日 交渉相手の向こうに自分と異なる意見の存在を見,反対,少数意見を組み込むことで広範な国民の声を施策に反映させる。説得と議論で手作りの多数を目指すしなやかな包摂の力こそが,いま求められる強い政治の条件だろう。 大平を引用して立論する知性派である。最近注目していた曽我編集委員。石川真澄の後継者と呼ぶにふさわしい。