自由からの逃走

神里達博「不安な社会の健康番組」『朝日新聞』2007年1月31日

いろいろな要因で決まるはずの「健康」が,個人の「責任」や「倫理」へと集約されていく,そのような我々の時代の「生きづらさ」
自己決定・自己責任を強いられ続けるようになった「厳しい日常」
溢れかえる選択の自由に食傷し「強い他者」に責任をゆだねたいという心理