2006-06-01 大川正彦 「政治に奪われた言葉」『朝日新聞』2006年5月31日 わかりやすい(非)論理 「既に設定されてしまった選択肢」 敵か見方かを一方的に迫るスローガン どのようにして言葉に本来そなわる繋ぎ直しの働きを奪還するか さまざまな情念の襞(ひだ)を表出する言葉を,朴訥(ぼくとつ)にどう紡ぎ直してゆくか 政治は言葉。 敵意ではなく,納得の言葉をいかに紡いでいくか。