枝野幸男オープンミーティング

7月24日大宮ソニックシティ,午後2時から午後4時
テーマ「増税の前になすべきこと」
郵政 重点付けがまちがっている。重要な政策課題(介護保険法改正,障害者自立支援法案,少年法改正,共謀罪6カ国協議常任理事国入りなど)が放り出されている
改革とは税金の使い方を変えること
民主党もいずれは増税する。控除をやめて手当てにする,手当てにふりかえる。したがって見かけ上の増税である。
一般会計が82兆円でそのうち公債費が34兆円(43%)。国と地方を合わせた公債残高が少なく見積もって750兆円。日本国内の金融資産が1200兆円。
このままでは借金を国内では借りられなくなる。必然的に外国から借りることになり,『円の価値が低下する』→インフレ
借金は返せない。だから,せめて借金を増やさない。プライマリーバランスを維持する政策。今年度当初予算ではプライマリーバランスの赤字は16兆円。
これから必要な部分(年金,医療,介護)は増税する。しかしやるべきことは歳出をカットすること。
増税は全員が納税者だからむしろやりやすい。
税金のムダづかいをなくすことは責任が明確になり,甘い汁をすえなくなるので抵抗が大きい。
個別・具体的な損がある人々が抵抗する。利権の構造が存在している。
例えば道路公団。今,道路公団の談合問題がとりあげられているのは郵政問題で小泉首相道路公団とつながりの深い青木自由民主党参議院議員会長を牽制するため。

民主党ならできるのか

  1. マニュフェスト

金額・項目を具体的に宣言することが担保になる

  1. 予算の作り方を変える

積み上げ方式ではなく,総額いくらと大枠を決める。

何を削減するか

  • 公務員人件費総額を1〜2割カットする
  • 公共事業費

「税金を使ってまですることか」を選択する
そのためにも地方分権が重要。税金の使い道を地域で判断する。

郵政解散』は焦点が不明確で民主党に不利。総選挙は「自民か民主か」が争点となるようにしなければいけない。
小泉純一郎という人は「自分がいかにかっこよく見えるか」を考える人。衆議院解散の可能性は5分5分。

政治には「政策」と「選挙」と「政局」がある。民主党埼玉政治スクールは政策のみを学ぶところではない。

枝野さんは話すことを楽しんでいるようで,聞いているこちらも楽しい気分になります。昨日よく言っていたことは「半分は正しいけど,半分はまちがっている」。