図書館で借りてきた本

村井良太『政党内閣制の成立 一九一八〜二七年』有斐閣,2005年
政党政治に否定的であった明治立憲制の下で,なぜ政党内閣が交互に政権を担当したか。
短期的な「政策をめぐる競合」=ルールの下での競合と長期的な「政治システムをめぐる競合」=ルールを創る競合を区別する。
(通説的な歴史理解を,新出史料と現代政治学の知見によって組み替えていこうとする試みだ。政権交代は現代的な課題でもあり興味津々で読み進めている)