『朝日新聞』2005年3月20日より

人々が互いを監視する風潮は,権力が人々の内面に立ち入ることまで許すようになっていった。
教団を「テロ集団」として排斥しながら,一方で不安と不信,疑心にあおられて互いを監視しあい,この自由を失おうとしている私たち。

会社も家庭も学校も,国民であることも,あるいは自分であることも,ちょっと休んでノーガードになってみる。