アメリカ研究

いま、黒岩裕先生(青山学院女子短期大学助教授)の「アメリカ研究」が終わりました。
様々な内容に富んだ素敵な講義でした。
まずは20分ほど、「日系アメリカ人博物館」について放送大学の講義で使われたビデオを見ました。
私達が学んできた歴史は権力者・支配者の歴史である。
しかしそれ以外にも、移民の歴史、一般の人の歴史など色々な種類の歴史がある。
それらは、生活史、社会史といい、博物館は生活史をあつかっている。

アナール派かなと思いました。

それから次に同化の問題について
アメリカにおける同化とは、多様の中の統一という理想の追求である。
この文脈で、「アメリカは半分は現実で、半分は理想・夢でできている」という柴田元幸さんの言葉を引用されました。
同化には個人が行いうる文化的同化と集団として行う構造的同化がある。
構造的同化は人種・民族で分かれてしまうことが多い。
同化についての主な3類型は来週に。
なお、参考文献は『エスニック・アメリカン[新版]』(有斐閣)です。