寺田先生の「社会思想史」

社会的当事者意識(→主権者意識)
各人は日常生活上の生活意識をもっている
社会と向き合う上での意識が社会意識である
人は「言葉」で考える、社会の中の存在である
自分の選択は社会における選択であり、そこには価値判断が含まれる
いかなる価値意識をもつか
<生活意識を対象化する>

社会科学的見方とは、俯瞰的に社会を見ること その例としてマルクス主義をとりあげる
山田盛太郎『日本資本主義分析』
占領軍が戦後改革の参考にしたほどに的確に現実を分析しているが、マルクス主義的な認識には私たちの日常生活とのギャップがある
マルクス主義の理論には、日常意識との往復がない

マルクス主義的な図式で思考する例として
宮本顕治『「敗北」の文学』
階級図式で芥川を論じる

最後に丸山真男『日本の思想』から

制度を作る主体の問題からきり離して,完結したものとして論ずる思考様式

理論信仰、が「制度は作り変えていくものだ」との思考を妨げる