午前10時です。
今は県立図書館にいます。
進藤栄一『現代国際関係学』有非閣,2001年.
を借りるためにきました。この本は夏休み中に読んだのですが、文章がとてもわかりやすくて、難しいこともすっきりと頭の中に入ってくる感じがしました。特に、カントについて言及した個所がお気に入りです。
明日の「哲学」の講義で高橋克也先生(埼玉大学教養学部)がカントをとりあげるとおっしゃっていたので、もう一度復習をしようと思いました。
今、思いがけず100をゲットしてしまいました。
ただいま午後8時40分です。
岡崎勝世先生(埼玉大学教養学部)の「西洋史」が終わりました。世界史がいかに記述されてきたかを考える講義です。
今回は、古代ギリシャ・ローマにおける世界史を支える、世界観的基礎としての「世界」と「時間」認識についてと、ポリュビオスを例にした、世界史像の特質についてでした。
前回の、ヘロドトスやツキュディデスと同様に現代にも通用するような普遍性を感じました。
二項対立的な思考様式、歴史法則というべき循環論などにです。
ちなみに、
岡崎勝世『世界史vsヨーロッパ』講談社,2003年.
がテキストです。
でも、先生は「図書館に20冊ぐらい入れておいたから、買わなくていいよ。」とおっしゃっておられました。指定されたテキストを買わなくてもいいとおっしゃった先生は、岡崎先生が初めてです。ちょっと感動しました。そのうえ、「テキストに書いてあることを話すのはおもしろくないから、できるだけ書いてないことを話す。」ともおっしゃっておられました。かなりファンになりました。
おはようございます。
ただいま午前5時45分です。
昨日は11時30分に就寝し,午前3時30分に起きました。
でも,もう少し寝たいと思ったのですが,寝られませんでした。だから日記を書こうと思います。
妻もすでに起床し,朝ごはんを作っています。
僕は新聞が好きです。朝日新聞を購読しています。だいたい午前2時45分に配達されます。
今日の朝日は,水俣病の問題や新潟中越地震に関する科学面の解説記事などとても充実していると思います。
また記者個人の署名記事が楽しみです。
今,注目しているのはイタリア特派員の郷富佐子さん(以前はフィリピンの特派員をしておられました),早野透さん,演劇評論の山口宏子さん,スポーツの西村欣也さんです。
いぜんなら,石川真澄さん,それにドイツの特派員をしておられた雪山伸一さんが好きでした。
ちなみに,下の文章は石川さんが亡くなられたとき,朝日の「声」欄に投稿したものです。ボツでしたが。
「朝日新聞 声 投稿」(2004.7.18)
政治記者の石川真澄さんが亡くなった。
政治報道に計量的な方法を導入し、現代政治を明晰に分析していた。とくにそれは選挙報道において秀逸であった。
党派別の絶対得票率を使い選挙結果を分析する石川さんの視点は洗練されていて、私にとって驚きの連続だった。小選挙区比例代表並立制が導入されてから初めての総選挙である1996年の衆議院選挙の分析では、議席と選挙制度の関係を「民意をゆがめる・作られた多数派」ととらえ、そのことを説得力のあるデータで示していた。
そして、この制度は細川首相が意図した「穏健な多党制」ではなく、「二大政党制」を生みだすこと、そしてその結果、少数意見が国政に反映されにくくなることを主張していた。
そのことは、昨年の総選挙や、それを受けた今回の参議院選挙で証明されたと思う。
石川さんは、選挙制度を改革するに際して、「いかに民意を、鏡のように国政に反映させるか」を考えておられた。少数派の意見を尊重しようとする石川さんの民主主義に対する信念を感じた。
民主主義に対する熱い思いと、冷静な分析力をもった石川さんのたくさんの記事を読めてわたしはとても幸せだった。
石川真澄さん、ありがとう。
住所 埼玉県さいたま市
氏名 吉本徹也
年齢 36歳
職業 大学生