広田弘毅

資料の多寡で評価が決まってしまう落とし穴を避ける。 明晰で説得力のある評伝である。

日清戦争

30代で3冊目の著書。 すべて読んでいる。 明治学院大学講師。 一般書としても、学術書としても興味を満たしうる充実した内容。 分かりやすくて、深みがある。

自由主義

中国現代史のまとめが素晴らしい。理解が深まる。興味が高まる。 思想についての分析もわかりやすい。 自由主義者ではあるが、国家への反逆者ではない人たち。

松本清張

松本清張と鉄道。「原武史か」、という感じ。

村上柴田

ほとんど興味のなかったアメリカ文学にも、興味をそそられる愉快な対談。

石橋湛山

湛山入門のエッセイ 早稲田大学大学院博士論文 論争的で読み応えあり。 思想の人として行動し、行動の人として思索する石橋湛山。

鉄学事始め

勉強になる。 こんな視点で思考していると。

外交回想録

原武史さん

原武史さんの本はほとんど読んでいるので、知っていることばかりかと期待していなかったが、予想に反して、初見多し。 日記が多数登場する。

重光葵 巣鴨日記

知的 漢文、短歌、俳句、国際情勢、スケッチ A級戦犯の観察 短い文章で的確に表現している。

立花隆的知性

予想通りの圧倒的な知性。

村上春樹

信者と考える。

アンダーグラウンド

以前から読むべき本だと思っていたが、あまりにも分厚いので避けていた。 年末年始は仕事は暇なので、読了できるかも。 すごい内容に時間を忘れる。 リアルすぎて怖い。インタビューイーの実感がありありと伝わる。

美智子さん

ファッションと皇室 メディアに増幅されたブーム

倉富勇三郎

ゼミで読む日記。 理解しやすい。 近代史の理解が深まる。

平沼騏一郎

原敬が評価していたので読む。 歴史の勉強になる。 やや忌避してた、国家主義者とか。

原敬

最新の知見を踏まえ、肯定的に評価。 桂太郎を評価しているのに同意する。

TO MOVE A NATION

河野太郎が推薦していた本。 素晴らしい内容。リアルな政治を描写。現在でも色あせない。

岸信介

『昭和の革命家 岸信介』 読む。他の著書でよく引用されている。 記者だけあって、インタビュー部分がよい。

東条英機と天皇の時代

事実に基づく文学。 引き込まれる。

日米同盟の絆

名著の誉れ高い著書だけあって読みがいあり。 実証的歴史分析だが文学的なことばがきらめく。 読んで満足。

米中対立

現在の課題に応えようとする意欲的な作品。 アカデミックな部分とジャーナリスディックな部分があり、気づきが多い。

駐米大使

それなりに個性を示していた大使たちの戦後史。 シンブルで読みやすい。

吉田茂とその時代 下

アメリカでの出版は1979年。 陰謀論だらけの吉田茂は、今ならかなりのトンデモ系。 共産主義に労働組合、学者に対する敵意。勿論、時代背景は存在する。 吉田の孫の麻生と河野一郎の孫が対立する日々に読む

畠山道仁さん

多数の学者が必読文献に取り上げていた。 無頼系独立候補に対する、偏見がなくなる。 むしろ、自分もこうありたいと思う。

コモンのコミュニズム

説得力あり。 難しいことをわかりやすく説明している。

オバマ回顧録

アメリカ政治の教科書。 でも、まだ大統領回顧録のⅠなんだ。 全部で2000ページなのかな。 ミシェル、ヒラリー、ガイトナーを読んでいるので理解が深まる。

吉田茂

たまに外国人の著書を読むと新鮮である。 率直な印象。 田中義一が自殺とか、吉田の実母は不明とか、吉田の女性関係とか。

マッカーサーの2000日

名著、名文。 読み終わるのが惜しくなる。

立花隆さん

1940年生まれ 今まで、それなりに読んだり見たりしてきだが、全く立花さんのことを知らなかったことに気付く。 今後は、それなりに立花さんの本を読み進めようと思う。 『知の巨人』 NΗKの視点論点の武満徹への追悼の最後で、こみあげる慟哭をおさえきれず絶…